10年前、大切な祖父母を悔いなく見送ることができました。
それが、のちの悲しみを癒してくれたと感じています。
悲しいお別れのあと遺品を片付けるのは大変な負担です。
それでも最後まで悔いなく故人の思い出を片付けてほしいという願いから、丁寧な遺品整理をやらせてもらっています。
社名”AROHEART”に込めた想い
心のこもったおもてなし
本宮 初美(もとみや はつみ)
1986年、千葉で生まれました。
小さい頃、両親が離婚し父子家庭となり、近所に住んでいた祖父母の家に毎日遊びに行っていました。父親はいつも忙しく家を留守にしていましたが、祖父母は高校を卒業するまで寄り添っていてくれました。そのお陰かどんなことでも自分で考えて決められる子供でした。
20代前半に、大切な祖父母が倒れて最期のときが近づき親族が集まりました。すると元気を取り戻し、親族が一人づつ帰っていきました。が、私はずっと最期のそのときまで横を離れず、悔いなくお見送りができました。
遺品整理のとき、祖母が大切にしていた物かどうかは、しまい方ですぐに分かりました。小引き出しに丁寧にしまっていた物から人生の重さ尊さを感じ、親族にとって遺品とは故人の思い出そのものなのだと思いました。
大切な祖父母と丁寧にお別れができたことはありがたく、そして、それがのちの私の悲しみを癒してくれていると感じています。
その後、人材派遣・育成の仕事を経て、現在の遺品整理・生前整理などの仕事をやらせていただいております。精神的にきついことに遭遇する機会もありますが、一緒に暮らしている3匹の犬に会うとあっという間に元気になります。